妄想徒然ダイアリー

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私だけかな?まだ最高だと思っているのは? 10/24 BABYMETAL World tour 2018 in JAPAN@幕張メッセイベントホール雑感

来たさ、幕張に!

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YUIMETALの脱退というトピックの衝撃の為に、色んな形でのバイアスが反映された意見や思いがSNS界隈に溢れているが、ワールドツアーの日本公演と銘打っている以上、当然海外でのパッケージが基本踏襲されるのはなんら不思議ではなく。

各々、BABYMETALへの接しかたや距離感、スタンスというのは様々だし、色んな意見・感じ方があるのは当たり前だ。盲目的に肯定する必要は勿論ない。

ただ、個人的には興味がなくなったのであれば黙って去れば良いだけの事のように思うし、マウントポジションを取るような意見には懐疑的…というか正直なところ腹の立つケースが多い。なんかパロディ的に今回の事象をコラージュで表現したtweetも目にしたが、センスもないし下品だし、誰も得しないだろ!あんなの!ゆいちゃんが喜ぶとでも?

 

すみません。取り乱しました。

 

という事で新生BABYMETALや如何に!というのが前面に出てしまった今回の幕張ですが、結論から言うと…。

最高じゃねーか!

そりゃね、YUIMETALの不在は寂しい。メイクももう少し…とか気になるところもないわけではない。でもとにかく、いつも通り素晴らしいLiveだったよ。

 

まずオープニングアクトの話から。

GALACTIC EMPIRE 

いやー楽しかった!スターウォーズ好きには堪らん!逆に言うとスターウォーズ興味ないと確かに厳しいかもしれん。ダースベイダーがギターでトルーパーがベース、ボバ・フェットがドラム…ともうこれだけで楽しい。

スターウォーズのテーマをアレンジした楽曲達がまた嬉しい。最後の方の曲はエピソード3の火山でのアナキンvs.オビワンのシーンを思い出して少し泣きそうになった。みんなが嫌いなプリクエル、個人的には大好きなので。

途中のダースベイダーのフォースで首締めの茶番やデススター風船が飛びかうなど盛り上げようとする精神が良いじゃないか。ドラムのボバ・フェットがやたらとフォックスサインをおねだりするのも微笑ましいし、好きになっちゃったよ。

ともすればシリアスになりがちな空気をとても明るくしてくれた。ありがとう!

 

さあ、いよいよ新生BABYMETALの登場。

in the name ofでの幕開け。すぅさん聖誕祭の時の記憶が蘇る。ステージに並ぶと7人はなかなか壮観。この古代エジプト的メイクはもう少しなんとか…ならないかな?

Distortionでは早くもSU-METALから「でっかいサークルが見たいねぇ(もちろん英語で)」との御宣託があり、早くもサークルモッシュが始まる。

立て続けにギミチョコ!このメイクでも可愛く見えてくるからMOAMETALのポテンシャルすごいね。

Elevator Girlは初見。少しライトサイド系の曲かな。

GJ!これは確かにYUIMETALの不在を感じてしまう。しかしMOAMETALの「もっともっとほら!」の前でネジが何本か飛んだ。

紅月はもちろん素晴らしかったけど、新曲Starlight、正直最初MV観た時はそんなにガツンとは来なかったんだけど、いや、これLiveで化けるね!レーザー演出も相まってかもしれんが、かなり良かった! 個人的にはこれからエンディング曲として育つような気がしています。

メギツネの祝祭感を経て、KARATEの流れ。この辺りはアドレナリン出まくり。KARATEの倒れたみんなをSU-METALが手を差し伸べて起こすシーン、今回は当たり前のように6人倒れてるのでどうするのかな、と思ったら各自自力で。いやでもここが結構泣けるんですよ。天井から差すひかりの筋に導かれるように立ち上がるMOAMETALたち。なんていうのかな、何か見えない力に助けられてる感、というと少し宗教がかってしまうけど。

そして、Road of Resistanceでは、この日最大のサークルモッシュが出来上がる。わたしのいたBブロックでは2つのサークルが隣接しており、重なる部分がややカオスになっていた。いやそれにしてもサークルモッシュをしている人たちは(わたしを含めて)みな笑顔だ。ハイタッチする人も!いつもの通りシンガロングをしながら、ラスサビ前。わたしにはSU-METALの「かかってこいやー!」が聴こえた。もちろん彼女は何も言ってない。それを言っているのはわたし達かもしれない。ベビメタはもう終わった?ドームがピークだったなぁ、だ?そんな外野のゴタゴタをSU-METALに蹴散らして欲しい、と無意識に思っているのかもしれない。

しかし、それくらいSU-METALもMOAMETALもそして残りのchosen seven達も良いパフォーマンスを見せていた。海外ツアーから引き続き(と思われる)のダンサー2人が紅月で見せたキレのある回し蹴りからの蹴り合いシークエンス、素晴らしかったDeath!

最後のONEは、SU-METALがもう菩薩にしか見えない。ただ前から言ってるんだけど、そろそろ日本語バージョンを!是非!

 

YUIMETALがいるのが最高なのは間違いない。今でもその幻影を追いかけてしまう。でも、それでも彼女達はBABYMETALを見せてくれた。素晴らしいパフォーマンスだった。

それを目の当たりにして、こんなの認めない!というのなら去れば良い。わたしはまだ観つづけるよ。

そう。We are BABYMETAL

 

帰り開始幕張の駅前で地下アイドル?の子がチラシを配っていた。わたしは黙ってそれを受け取りながら帰りの電車に乗った。