妄想徒然ダイアリー

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シンイチ、コイツの脳みそ食べてもいいか?【映画】ヴェノム

ルーベン・フライシャー、この名前だけで良い映画を撮りそうな感じ。職人的な味わい。

という事で

『ヴェノム』

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https://youtu.be/ifLx-os2LiU 予告編

まずは私の立ち位置を。MCUは基本観ている。DCEUも基本ラインは一応。ただ原典のアメコミに明るい訳でもなく、「え?スパイダーマン3にヴェノム出てたっけ?あの黒いヤツか」という程度でして…。だからアメコミファンからするとトンチンカンな事を言っているかもしれません。

ルーベン・フライシャーのデビュー作である「ゾンビランド」はなかなかの快作だった訳で、本作も期待のハードルアゲアゲで劇場に向かった次第。

予告編から察していたのは「悪の化身たるヴェノムに取り憑かれた主人公。残虐な行為を行うヴェノムに抗いながらも次第に思考まで支配されていく。僅かに残った良心との葛藤に苦しむ主人公。正義とは?悪とは?…」的なものだったんだけど。

結論から言うと…。

ヴェノム、可愛いよね!以上!!

という感じで…。

いや何というかな、粗を言うつもりもないけれど。終盤の一番の見せ場である対決シーンも「さあ、これから!」というとこでサクッと終わるし、そもそもマイ女神、ミシェル・ウィリアムズ様をもっと綺麗に撮らんかい!

とか、色々と。

エンドロールのおまけにも言いたい事がある。

最初のおまけ。これは良い。良いというか、続編への橋渡しとしては、MCUがよく使う手法だ。ああ、ここで〇〇が登場するのね、とアメコミファンがニヤリとするパターン。まあ言った通りアメコミに詳しい訳じゃないので、さして驚きもなかったけど。キャスティングの出落ち感はそれなりに。

しかし問題はもうひとつのおまけ。これ、どうなの?いや関係あると言えばあるのかもしれんが、それにしてもちょっとね。忘れたけどなんかのマーベルモノ(キャプテンアメリカだったかなぁ)観てて最後にストーリー上もクロスしないX-MENの長い予告映像が、くっついてた時の感情に近い。 とってつけた感。

とまあ、文句言ってますけど個人的には2時間飽きずに観られたし、楽しかったのは事実。ちょっと唐突な部分もあるけど、ワンスアゲインのエディとヴェノムのバディムービーという要素もなくはない。ヴェノム可愛いし。デップーの突き抜け感と比べると物足りないにしても…。

あとこれはこの映画に限った話ではなくフォールアウト(のトム・クルーズ)以降問題というのがあって、あらゆるアクションシーンが「ああ、これトム・クルーズならガチでやってたんだろうなぁ」と頭でボンヤリ考えてしまう。アクション映画をドラスティックに更新してしまったトム・クルーズの功罪でかいよね。

 

最後にメモ。

リズ・アーメッド、パパラッチの冴えない助手から随分と出世したよなぁ。顔がなんか岩明均が描いたみたいな表情だったね。

・日本版エンディングソングが流れなかったのには安堵。エクスペンダブルズの悪夢…。

・カー(バイク)チェイスシーンはカタルシスあった。むしろハイライト。

・森のシーンはもしかしてジェダイの復讐(あえてこの表記)のオマージュ?

今のところこんなところでしょうか。

 

でもね、ほんとヴェノム可愛いから!それだけは保証します!