という事で誰にも頼まれてないけど、思いついたままにお気に入りの映画を紹介してみようかと。
さっそく。
(1989年/アメリカ)
監督 スパイク・リー
あらすじ等はこちらを。
スパイク・リーに関しては話すと長くなるのでとりあえずそれはまたの機会として。
もしかすると社会派の固い説教くさい映画かな?なんて思うかもしれないけどそんなことなくて…。当時のヒップホップカルチャーとブルックリンの街並みが鮮やかに記録されており、そこで巻き起こる様々が時にコミカルに時にハードに描かれる。
まずタイトルバックが素晴らしい。メインキャストの1人、ロージー・ペレスがパブリック・エネミーの fight the powerに乗せて踊りまくっているんだが、これがもうとんでもなくカッコいい!わたしはこれを観てパブリック・エネミーを聴くようになったくらいだ。
登場人物達(バギン・アウトを演じるジャンカルロ・エスポジト、好き)はそれぞれ魅力的。激しいラディカルな主張をしている時ですら、どこか愛嬌がある。その愛すべきキャラ達が気がつけば対立に巻き込まれていくので、よりその切なさが増すというか。
確かにスパイク・リーのアジテーションは熱い。ブルックリンの暑さと同じだ。でもそのアツさを押し付ける訳でもなく、じゃあ俺たちどうすりゃいいんだ?と問題を投げかけられたような気になる。is there a way how to do the right thing?って。
まあ色々ごちゃごちゃ言ってますけど間違いなくアメリカ映画史の中でも重要な一本。構えず観て欲しい作品です。若き日のサミュエル・L・ジャクソンも出ております。