妄想徒然ダイアリー

映画と音楽とアレやコレやを

アイウォナビーアスタァァァァァ!【映画】『アリー/スター誕生』雑感。

とりあえずガガ姐さんの歌を聴きにいくつもりで行ってきました。

『アリー/スター誕生』

f:id:mousoudance:20181223213858j:image

予告編はこちら→ https://youtu.be/1KMIqxZcpIE

今更スター誕生もの?とか予告編である程度の展開は読めたりはしたのでそんなにハードル上げてはいなかった状態で劇場に。

結論。ガガ様の歌声が持つ圧倒的な存在感は流石としか言いようがない。劇場の良い音で聴く曲は当たり前のように心を打つし、何度か涙腺のコックは緩まされた。

と同時に、やはり「ガガ様だもんな、そりゃ。凄いの当たり前だよ」という気持ちも頭の隅にあったりして。

本来ならこの作品で「な、なんだこの子は!」という新たなスターを産むべきなんだろうけど、まあなかなかそんなに上手くいくわけもなく。だからもちろんレディ・ガガ主演で良かったし、彼女が素晴らしいアクトをした事には間違いはない。

ないけど、ちょっと終盤にかけては冗長に感じる箇所もあったし、キャラの描き方が中途半端になってしまったような印象も強い。兄のボビーなんかも演じたサム・エリオットの演技は最高だっただけに、ちょっと勿体ない感じもした。あと友人役の子、もっと活躍するかと思ったけど結局最初と最後にしか出てこないし。

あとこういう指摘はポリコレ警察っぽくて嫌なんだけど、アリーのようにあれだけ才能に溢れた女性でも結局はおじさんロッカーのフックアップがない限りはなかなか日の目を見るのが難しいのね、という話でもあるな、と。ちょっと思ってしまった。

とはいえブラッドリー・クーパーイーストウッド的な静謐さを感じる演出は嫌いじゃないし、繰り返しになるけどやっぱりガガ様の歌は最高だった。7.1chの劇場で聴く彼女の歌声はやはり感情を揺さぶる。演技も良かったしね。

 

おまけ。エンドクレジットを見ているとトッド・フィリップスの名前が!なんだ、それなら↓くらいの酔っ払いぶりを見せてくれなきゃ!

https://youtu.be/wD15AXf-Nno

あと駐車場でアリーが即興曲作るとこ、つい眉村さん思い出しちゃったりするよね。スナックアリー。