という事で行ってきましたよ。
このツアーは横アリ1日目を観て以来。最終日という事でネタバレ解禁します。良いんだよね?
今回は紅白の中継からの参加という事で本公演は22:30開演だったが、20:30までの着席案内があった。もちろん紅白中継に参加しなくてもいいのだが、こんな機会を逃す理由はない。
ぼんやりと待っていると前説としてちゃあぽんが登場。紅白中継に際して簡単な説明をしてくれる。手慣れたMCぶりはやはり血筋だろうか。とても分かりやすかった。
本番前のリハーサルで3人が出てくる。あ〜ちゃんから「馬力入れていかなあかんで」と鼓舞されたのはこの時だったか本番直前だったか記憶は曖昧だが、とにかくわたし達は思いっきり声を出した。リハーサル後には、あ〜ちゃん思わず感極まるというおまけ付き。まだ本番前ですよ!
紅白中継に参加出来たのはもちろん、その準備や本番に向かう3人の気合いのようなものが垣間見れたのは本当に貴重な体験だった。
本番でもわたし達は声を出した。のちにかしゆか曰く「あれがいわゆる怒号ってやつ?って思うくらい」
本番後にリプレイをその場で観せてくれたんだけど、当然その映像はLiveで観ているものとはまた違うもの。さっき目の前で観ていたものが、こういうデジタル演出でこう変わるのか、という気持ち。いや得難い経験が出来た。のっちが最後フライングで緊張を解いた姿がオンエア上も映っているのはご愛嬌。
さて、本編。
オープニングは通常のツアーと変わらない。横アリ初日で感じた通り、FUSION の演出がやはり素晴らしい。言ってしまえば3人の影がスクリーンに投影されているだけ。しかし、一見シンプルなようでいて、何気に複雑で高度な事をやっている気がする。影が立体的に見えて、そこに彼女たちがいるかのように感じる。
影が反転したり色が変化したりというのがどれくらいの技術を要するのか分からないが、大事なのはその技術をどのように使うか?にかかっているはずだ。そこのバランスが絶妙だと感じた。
そして何よりもその影を作り出しているのは3人の生身の体だ。彼女たちの美しい動きのアナログな部分と先端技術のデジタルな部分とのバランス、そこがいつも素晴らしい。
カウントダウン前の曲はポリリズム!久しぶりにLiveで観た気がするが、何だかんだとやっぱりアガる!ポリリズムは彼女達を押し上げた最大のヒット曲だ。今の彼女達が装備している武器はこれだけではない。ポリリズムのないLiveが成立するほど彼女達は進化してきた。
でもやっぱりアガるよね!
さていよいよカウントダウンの時間が近づく。今回はdocomoとのコラボ企画が前面に出ている。
ポリリズム終わりからカウントダウンコーナーへ移行していく訳だが、ここで少し時間が余ったようで3人のまったりトークが始まる。客席から出た質問は「最近買ったもの」と「30代を迎えて感じた事は?」だったかな。「タピオカないと身体が崩れる身体に…」とのっちが言った時の動き可愛かった。
そしていよいよカウントダウンの時間が近づく。観客一人一人に与えられたデバイス。
実際にはこれにペンライト状のものが刺さっていた。小さなぼんぼりなようなモノ。Perfumeのライブで光り物を手にしたのは国立最後のJapan Night以来だね。
これが3人の動きにあわせて色が変わる。と同時にこのコーナーは渋谷にも中継されていて、そこともリンクしているという話。つまりこの通信に5G技術が使われている、という事かな。
正直なところ、東京・ロンドン・ニューヨークを繋いでFUSION やったときのインパクトに比べると…という感じだったかな。綺麗だったけど。
seventh heavenを経てからのFAKE IT →Party Makerの流れはもう!横アリがダンスフロアとなり踊りまくる。さっき渡されていた光るデバイスはseventh heaven までは手にしていたけど、FAKE ITの時はもう邪魔になって椅子に置いた。やはりPerfumeのライブは手ぶらが一番だ。
その後、PTAコーナーになる訳だが今回はdocomo企画が中心。「男子?女子」のコール&レスポンスも各自のスマホを使ってアンケート方式に行う形。自分の回答は座席と紐付けされていてスクリーンに映し出された座席表に自分の回答が表示される。その後いくつかのやりとりがあったけど、やはり一部通信が上手くいってない人もいたようだ。まあこの辺りは実験的試みなので仕方ないところか。でもあれですね、改めて知らされる普段のPTAコーナーの大切さ。箸休めのように思えるあの時間もLive後半へ向けての大事なウォーミングアップだという事に気がつかされた。
そして「せーのっパッ!」で始まるMY COLOR とチョコレートディスコで本編は一旦終わる。あー楽しい!
そして久々のアンコール!最近のPerfumeのLiveはアンコールがない。おそらくはパッケージとしての完成品をお届けするという意図があってだと(勝手に)解釈していて、そしてそれは正しいとも思っているが、やはりアンコールで3人が出てきてくれると嬉しい。
そして心のスポーツ!かなり久しぶりな気がして、サビに合わせてやる振り(グルグルグル、パパン)も忘れてたくらいだけど身体が覚えてたね。かしゆかの「なの♡」のシーンがスクリーンな映し出されたときは脳みそ溶けたよね。
なんか今回のツアーはJPNツアーを感じさせる部分がある。単にセトリだけの問題ではない気がするけど、それが何か上手く説明出来ない。
そういえばその時も影の事言っていた。
↓昔のブログ。
http://d.hatena.ne.jp/pizzacarp/touch/20120513/1336922234
最後は無限未来で楽しい時間は終わりを迎えた。
今年3人とも30代を迎える。あ〜ちゃんは最近、Perfumeでいる事・それを続ける事への覚悟のようなものを感じさせるMCをする事が多い。もしかしたらこれだけの規模のLiveが出来なくなる日が来るかもしれない、それでもPerfumeであり続ける。とそこまではっきりとは言ってないけど、それに近い感じる発言が増えた気もする。
わたしはそれをどこまでも見続けて行きたい、と改めて思った。
「30代はね…青春するんだ!」といってかしゆかとのっちを抱きよせるあ〜ちゃん。その姿におじさんは涙しながら横アリを後にしたのでした。