妄想徒然ダイアリー

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月に行くほど暇じゃないんだよ、あたしゃ。【Live】1/31 タニタニピピリウス 眉村ちあき&谷さん

という事で初めて谷さんMCのイベントに参戦した。よく「谷いた?」なんて言われてて、いないわけないじゃん!と思ったらホントにいないんですねぇ、ビックリした。

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会場には「いす」がセッティングされていて、各自好きな席に座るシステム。

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クイズコーナーはほとんど当たらず。谷さんはかなり膨大な問題を用意していた模様だったが、時間の都合もあり出来たのは10問程度。生で参加する谷さんイベントは初めてだったけどやはり的確なツッコミ、とトラブル対応力(バダバタするのも才能のひとつ)は流石でしたね。谷さんなんて、いなかったけど。

優勝したマユムラー氏は圧倒の回答率で、「副賞」の〝プレゼン〟も、シンプルだけど、すごく心にくる言葉だった。パチパチパチパチ。

 

さて、Live。トークイベントがメインと思っていて、Liveコーナーもあるのかな?くらいに思ってたら、もちろんそんな範疇を超えたこれまたとんでもない空間になって…。

この日はいつにも増して眉村さん、トランス状態に入ってるように見えて、〝インドのりんご屋さん〟の時、ブンバボンボンしてるオタク達を前にしてなんか凄く嬉しそうにその声を浴びていたように思える瞬間があって、その時、今日も楽しくなりそうだ、という確信が持てた気がする。

そして、なんと言っても新曲!

POLYSICSにオマージュを捧げた(というより吸収した、という方が近い気もするが)〝奇跡、神の子、天才犬〟(眉村さんは違うネーミングをしていたけど、こっちの方がしっくり来るなぁ)がとにかく最高で。POLYSICS 聴き込んでない自分でも「POLYSICS じゃねーか!」と言いたくなるような曲調と、それから歌詞。「ここが僕の最終地点じゃない   人生のエンドロールはまだ流さない」(うろ覚え)という一節がガツンと心を掴む。シンプルだけどキレのあるパンチライン。素晴らしい。

もう一つ、新曲なのか即興曲なのか、「タニタニピピリウス の谷さんがいない」事を歌った曲がこれまた良くて!特にトラック!あれ何ですか?なんなんですか?椎名林檎というかEGO-WRAPPINというか、とにかくちょっと今までの眉村さんとはまた違うような振り幅を感じて、これまた凄く良かった!

嗚呼!とにかくハイライトシーンが多くて混乱してる。「あの言葉はMCだったか、いや替え歌だったか、いやいや即興曲だったか」というのが色々と混在して記憶している。

途中「最近、Liveなくて寂しかった?でももうすぐ毎日会えるよ!……テレビでね!」とドヤ顔で言った時の頼もしさもそりゃあ素敵だったけど、あとで「とは言え…とは言えだよ」と言いながら「これからはテレビよりネットの世界になるかもしれないね。やっぱり私はライブが良いよ」と続けられた日にゃ、あんた。

「レッドクロスも武道館もそれからさいたまスーパーアリーナも、それぞれ一回しかないLive」

だから尊い。だからその時その時の空間のその空気、生でしか感じ取れない何かを掴み取れ、と言われているかのようで、ハッとさせられそして優しさに触れたようなそんな気持ち。

ホントに今日、ここに来てよかった!

と思わせてくれる。

なんか眉村語録みたいな感じになってきたけど、今日はホントパンチラインが多過ぎて…。

「私は月になんて行かない」何故なら、ライブできないじゃん!みんなと会えないじゃん!

とか…。

 

弾き語りの導入からガツーン!とトラックを鳴り響かせて歌い始める〝ピッコロ虫〟による本編ラストはワンマン並みのカタルシスがあったし、アンコール以降の一見思いつきで進んでいるよう見えて(いやまあ実際に偶然にそうなっているー正にその場の空気がそうさせているー訳だけど)、最終的にブラボーのエンディング感たっぷりなムードで締めくくるあたり、もう何というか、あたかもメジャー感がハンパない。

あちこちで促されるシング・アロングもホント自然で、煽り方も貫禄が出てきた。

「最近はLiveの出来(自分なりの手応え)と周りの評価にズレを感じて」いたという眉村さんだが、今日完全に一皮向けた、という。ペリペリペリ、と。

いやでもそんな感じはあった。先に述べた〝りんご屋さん〟の時を始め、今日は凄くライブを楽しんでいるのが伝わってきた。だからこそ、観ているこちらも楽しさパワーアップしたのだろう。

全ての現場に通いきれる人は数少ない。あれやこれや自分の生活と折り合いをつけながらLiveに通っている。だから、その現場に居合わせた偶然を噛み締めながら全力で楽しむ他ない。

そして眉村ちあきという人は必ず楽しませてくれる。ひとりひとりと向き合いながら、ハッピーの塊みたいなものを巻き散らしてくれる。

 

という事でまた次の現場まで頑張って生きていく。

 

あ、そうそう。今ではもちろんサーフはなんなく成功します。

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ではまた今度!