スペイン坂を登り現れるその場所は、かつてシネマライズと呼ばれ「ポンヌスの恋人」や「踊るマハラジャ」そして「レザボア・ドッグス」など色々と想い出深い映画を観てきた場所だ。
という事で
Singularity 3 @WWW
行ってきました!
フィロソフィーのダンスの異種格闘技戦的な企画。今回の対バンはONIGAWRA。さてどうなりますらや。
さて。ステージはフィロのスちゃん達から。
このハコは映画館だった名残で客席に傾斜があってステージを見下ろす形になる。前の人の頭の位置次第では逆に視界を遮ってしまう事にもなるが、全体としては見易い。こういう角度でフィロのスを観た事がなかったので少し新鮮な感じ。
〝はじめまして未来〟や〝シャル・ウィ・スタート〟、〝オール・ユー・ニード・イズ・ラブストーリー〟など比較的レアなラインナップも嬉しく、4人のダンスがよく見えて「あ。こここういうダンスだったんだ」という思わぬ発見もあったりする。普段足元はなかなか見れないので、横移動する時の足の運びなどの美しさやコミカルな動きが良く伝わる。大好きな〝好感度あげたい!〟も久しぶりに観た気がするな。後になって振り返ると振りがちょっと鬼瓦ポーズににてるよね。
〝ライブ・ライフ〟では念願のハルちゃんの股くぐりをしっかり確認する事が出来た。いつも下の方見えてなくて「今、ハルちゃんがマリリちゃんの股を…あんぬちゃんのお尻を…」と心の眼で見ていたものが、バッチリと見ることが出来て、もうそれだけでも満足。
〝ダンス・ファウンダー〟で大盛り上がりのなか終了。
そして今回、MCコーナーで東名阪クアトロツアー&ファンクラブ結成の発表が!!
いや嬉しいですね。関係ないけど終演後ファンクラブのアナウンスをしていたスタッフの人、なんか好印象だった。
これは喜ばしい。グッズなんかも通販あると良いなあ、なんて思う。しかしファンクラブ結成となるといよいよファンの呼び名が産まれるのだろうか。
インターバルの間に隣にいた人がフィロのス初体験だったらしく、かなりお気に入りになった模様。「そうでしょう!こらから沼にハマりますよ!」などと言葉を交わす。「みんな可愛いし、曲に外れがないっす!」との事。うふふ。そうでしょう、そうでしょうとも!きっと彼はファンクラブに入会するハズだ!
そしてONIGAWARAの登場。勉強不足ながら今回初めて観たんだけど、結論から言うといやはや楽しかった!アイドルでもないバンドでもないスーパーJ-POPユニットという標榜は実に正しく、冒頭から上質のシティポップで我々の心を掴む。
〝チョコレイトをちょうだい〟の振りは明らかに〝チョコレイト・ディスコ〟が取り入れられていて、もうそこで親近感。気がつけば腕を振り上げヒューヒュー言ってた。
とにかく彼らは観客を楽しませる術を知っているというか。振りコピ誘導とかコール&レスポンスがスムーズに身体に馴染むのは勿論その楽曲の持つ魅力とシティポップ的要素がフィロのスとの親和性があるからだろうが、それだけではなくONIGAWARA2人のステージングの巧みさがあってこそという印象。
シャッターチャンスでの一コマ。
〝ヒットチャートを狙え〟とか〝シャッターチャンス〟とかコミカルではありつつ、どこか甘酸っぱいほろ苦い感情が沸き立つグッドソングがイイね!
いやはやとにかく楽しかった!!!
今度はこの2組でコラボやって欲しいです。
特典会ではいつものごどくアワアワしているうちに終わる。あんぬちゃんと鬼瓦ポーズをしたはずが、自分は好感度アゲアゲポーズ状態に。
しかしそんな事お構いなくニヤつきながら渋谷駅に向かってたおじさんなのでした。
おしまい。