妄想徒然ダイアリー

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不器用な僕らの為にこんな夜はある。〜3/13 毎日眉村ちあき〜ひとりTOMOVSKY編〜@新宿レッドクロス 雑感。

という事で

「毎日眉村ちあき〜ひとりTOMOVSKY編」

行ってきました。

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まずはひとりTOMOVSKYから。

※曲名は不正確かもしれません。

年代的にはズッパマリなんだけど、何だかんだとLiveは初見。

松葉杖で登場し2分早く演奏を開始。

「まずは新曲から…」と「寄り添うふたり」(だったかな?)を。マツバ ツエさんという愛人を歌った曲。

病院でMRI撮ったというエピソードから作られたというMRIという新曲。これがまた良くて。インダストリアルかと思わせるビートと自然と口から出るコール&レスポンスが心地よい。

いや楽しいじゃないですか!

自分の実体験をもとに自然発生的に曲を産んでいく様は眉村さんのスタイルへ継承されているような気もしてくる。

コラボでは眉村さんが〝フリースタイル縦笛〟とスネアで参戦。いつもながらリズムを取る時の動きがカッコいい。

「元気だってことを証明してやる!」と宣言して始まった「フジミ」。客先にいるマユムラー氏の上にまたがりフロアに降りてくるトモフさん。もう写真撮る暇なくてただただ叫んでた。みんな笑顔。因みに株主総会で謀叛を起こした岡田取締役も満面の笑顔でその様子を見ていましたね。

〝向かない事はやめちゃえば良い。スキップボタン押せばいいよ〟と言って始まる「SKIP」や〝人間関係が苦手だろ?君たち〟と言いながらの「ひとりに戻るんだ」がとてもとても心に沁みてくる。

 

そして眉村ちあきさんの登場。

初日、2日目の様子は分からないけど今日は何というか対バン相手としのぎを削ってゴリゴリ化学反応を起こす、というよりはまさに親子のようにトモフさんに包まれながらのステージだった気がする。最初は眉村さんも客席の空気を手探りで掴もうとしている感もあったような気がしないでもないが、徐々にペースを掴んできた印象。

「Queeeeeeeeeen!」はやはり素晴らしいし、「トリプルキングミツバチ」が聴けたのも嬉しい!初「スクワットぶんぶん」も体験できた。腕グルグルしながらスクワットして歌う姿が…はい、かわええ

f:id:mousoudance:20190314002123j:imagef:id:mousoudance:20190314000253j:imageほとんど写真撮らなかった。

スケートで骨折したマユムラー?のお見舞いに行ったエピソードからの「面会」「ピュア」で響き渡る声には相変わらず圧倒される。

〝ウンコを漏らした〟エピソードからの「ピッコロ虫」のなんと崇高で最高な事か。楽屋口からトモフさんの松葉杖さんも参加してハッピーな空間だった。そういえば最近は〝小松菜奈にならなくても良い→小松菜奈になってますように〟に戻ってるけど何か心境の変化あったのかな。

本編ラストは「ビバ☆青春☆カメ☆トマト」で再びフロアに降りてきてのシングアロング。おそらく誰かが撮っているであろう画像や映像に無防備で満面笑みの自分の姿が映っていることだろう。オレオレオレオレ、オレダァァァーーーーー!

 

そしてアンコールでの親子共演。

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ふたりの即興的小芝居のシンクロ具合が奇跡的とすら感じるほどで。永遠に続くかと思ったくらい。あのライオンになるくだりに感じる不思議なカタルシスは何だろう。そこからの「ホメラレテル」(カタカナにしたい気分)でのフロアに溢れる多幸感。

最後に楽屋に引っ込む間際に「ばん!」と眉村さんを撃つトモフさんの唐突さも絶妙だった。トモフさんに撃たれた眉村さんにフロアの皆が撃たれてこの日のステージは幕を閉じた。

トモフさんは「お前ら人間関係苦手だろ?良いんだよ、独りでも。独りは楽しいぞ」と言い、眉村さんは「皆を歌で幸せにするのが私の使命。皆の事、肯定してあげるから」と言う。一見全く別なことを言っているようでいて、ふたりとも不器用な私たちに寄り添うようなスタンスでこちらへ語りかける。その優しさが身体の中へジンワリと沁みてくる。そんな夜だった。

 

f:id:mousoudance:20190314065149j:imageおまけ。チェキで「人間漏らしてナンボですよ!」と言ったら「漏らした数だけ強くなれる!」と力強い名言を頂きました。「ガブガブ!」と言われてかなりドキドキしてる図。