妄想徒然ダイアリー

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ハルよ、こい。『1/16(土)日向ハル生誕祭配信LIVE2021』雑感。

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もう、アレですよ。最高でした。バンドも素晴らしく白いドレスのハルちゃんも素敵で、良いLIVEでした!お誕生日おめでとう!

待機中から唐突にハルちゃんの横顔がモニターに映し出されたかと思うと「inside you」から「あなたのキスを教えましょう」と続き、いきなりクライマックスが来たような感じでこの時点でもう最高。広島地ビールでほろ酔いになった気持ちよさが一気に増幅される。

久保田利伸やドリカムといった王道カバーのゴージャス感は僕らの音楽風でもあるし、おしゃれ30・30の阿川泰子の歌コーナー的な大人の華やかさもある。だれかそういう番組をフィロちゃんズで作ってくれないだろうか。今夜は最高的なヤツでも良いですね。

「いつか大人になって」は何度聴いても沁みてくる。〝春が訪れれば全てがリセットされて、暖かい世界がやってくる事への願い〟が今のわたしには強く感じられて、寄り添うような慈しみを感じる。

「パレーシア」も圧巻でしたね。ドーン!と歌い上げる訳ではない少し抑制の効いた歌い方がしっくりとくるし、奥津さんとはまた違うハルちゃんが放つ色気もなかなかでスッと落とした目線とか射抜くような眼差しという普段見られない表情も印象的。歌の余韻に浸ろうと思ったら「ねえ!どう?カッコよかった???」と訊いてくるハルちゃん。ふふふ。照れ隠しでしょうか?

そしてソロ新曲の「目隠し」ですよ。〝強く生きている人の中にある弱さに寄り添いたい〟というハルちゃんの思いが投影されたような土岐麻子さんの歌詞がズンと響いてくる。ステイホーム期間中、ポジティブに物事を捉えようとしていたというハルちゃんが目の当たりにする世の中の理不尽。ともすればそういった世界のダークサイドに引き込まれそうになるのは、弱い人ではなくむしろ強く生きている人なのではないか、という視点。そして強い人の脆さを受け入れて、何なら目隠しをして生きていくのもひとつの道だよ、という慈しみに溢れた思い。

この曲が2020年に作られ、2021年となった今歌われているというのには、何かしらの意味があるように思えてしまう。今この時のわたし達の心に巣食う何か、を記録するメモとしても大切な一曲になりそうだ。

孤独に寄り添いたい、というのはもちろんわたし達へのメッセージでもあるし、同時にハルちゃん自身の決意表明のようにも感じた。

ラストの「ハッピー・エンディング」は何度かLIVEで体験しているが、観れば観るほど聴けば聴くほどその良さがドンドンと増してくる。そのスルメ感が良い。アフタートークで弄られていたけど、最後の腕振り上げてたところとても良かったですよ。

アフタートークで4人揃った時のワチャワチャ感も楽しさが爆発していて良かった。あんぬちゃんが繰り出す鋭いナイフのようなツッコミも、スタジオアリスのMVというパワーワードを持ち出すおとはすも、喋り足りないといって駄々をこねる奥津さんも、そしてガハハハハと笑うハルちゃんも皆、愛おしい。信頼と実績のベスト4の安定感。

いやーホント、アッという間の1時間でしたね。バンドとの化学反応も良くて、またこのバンドセットで観たい。

なかなかLIVEに行く事は出来ないけれど、モニターの向こうには確かにハルちゃんがいて、きっとハルちゃんもモニターのこちら側にいるヲタク達の事を見ながら歌っているように思うのです。まあ勝手に言ってるだけですけどね。

さてアーカイブ観るか。