映画
今年はワンちゃんを映画でよく観ている気がする。犬目線で描かれていてインディ君の名演技が記憶に残っている『グッド・ボーイ』もそうだし、『シラート』にも『オークストリートの異変』にもワンコが印象的な作品だった。主人公が犬と一緒に飛行機に乗って…
「すみっこぐらし」はPerfumeで知った、「たべっこどうぶつ」はお菓子、「ちいかわ」も〝なんか、そういうのあるらしいね〟くらいの認識。普段なら触手は伸びないジャンルではあるけれど、評判の良さを耳にして臨むことに。タイミングが入場特典第5弾の配布…
普段はIMAXよりもドルビーシネマの方を優先しているが、やはりノーラン新作ともなればIMAXで観るしかない。チケット争奪戦にはなったが池袋グランドシネマサンシャインのレーザーGTで観てきた。何やらSNSでは〝民度〟や〝マナー〟というテーマでざわついてい…
藤野と京本を演じた4人がとにかく素晴らしい。特に子役(という表現が合っているのか判らないけれど)の2人が本当に小学生から中学生に成長したように感じられるし、そこから高校生〜成人へと移行していくのもシームレスに感じられて違和感なく観られたのは…
どんな言葉を積み重ねても、全ては軽くなってしまいそうで。映画館を出るとそこには日常が広がっていて、生きていかなきゃならないし、お酒飲んだりバラエティ観て笑ったりもするけれど、頭のどこかには今日の映画の事がある。とにかく、いま観るべき作品と…
いやー面白かったなぁ。正直そんなに期待のハードルは上げてなくて「はいはい、ディストピアものね」くらいのスタンスだったんだけど、ロードムービー的な要素と喪失と再生の物語を赦しと救済のシルシとともに描いていく流れが身体の中にスッと染み込んでく…
エンディングのワンカットにわたしたちの感情は揺らぐ。巧妙に仕組まれた罠へ向かって積み重ねられていくミステリー的な展開が見事だった。謎の存在をめぐる証言をインタビューとして章立てに区切って繋いで行くスタイルは、序盤の羅生門的な〝信頼できない…
そうであったかもしれない未来は、もはや幻でしかない。そもそも、その選択肢は早い段階で塞がっていて、負のスパイラルが延々と続くようにしか見えない。社会からこぼれ落ちてしまったかのような家族は完全に孤立している。比較的成功していると思われる親…
もちろん、荒唐無稽な話だからこそ大事に描かなきゃならいところを疎かにしていると感じられるところ等、言いたい事や気になるところは沢山あるけれど、大枠では「細けぇこたぁいいんだよ」的精神で楽しめる100分。「イット・フォローズ」も「アンダー・ザ・…
『ドラッグストア・カウボーイ』は大好きな映画でマイ・アイドルであるマット・ディロンはもちろん、ケリー・リンチやヘザー・グラハムの魅力にやられたものだなぁ、という事を、リバイバル上映の予告編をみながら思い出したりもした。考えてみればガス・ヴ…
前作『ノー・ウェイ・ホーム』での圧倒的な赦しと救済から生み出されたカタルシス(〝あの場面〟での場内の観客から漏れる息を呑む瞬間!)には及ばないものの、〝大いなる力〟を持ってしまった者への眼差しと包み込むような優しさがそこにはあった。2時間半…
冒頭の〝さかい〟の表情が素晴らしく、無表情のようでいて右半分は笑みを浮かべているようにも見える絶妙な感じ。これをどう言語化していいか判らないけれど、とにかく不穏な人、不穏な出来事の密度が高くて、腹の底にズシンと残る怖さは、なかなか得難い体…
「はっきりと見えないけれど、向こうに何かいる…」という禍々しさには、Jホラー的なアプローチを感じる。表示が読み取れない薄暗さの中で、ニッキーの瞳に宿るニブイ光を見ただけで、わたしはこの作品を肯定したいという気分になった。ジャンプスケアという…
とにかくインディ君が可愛い。その愛おしさだけでもこの作品を観る価値がある。その一方で彼の存在、その高いパフォーマンスがなかったとするとその魅力も半減するのかもしれない。それほあまでに、インディ君の演技が素晴らしい。もちろん、犬視点で描かれ…
行方不明の娘を探す父親が砂漠で色々巻き込まれる、程度の予備知識で劇場に向かう。ミステリー的な展開が見知らぬ者同士の擬似的家族関係と絡ませてくるヒューマン系のカテゴリに落ち着くのだろうか、という予想を裏切る展開に感情は大きく掻き乱される、そ…
勿れ。と言うわけではないけれど、少しハードルを上げ過ぎていたかもしれない。演者も素晴らしいし、2時間半ダレることなく楽しめたけれど、同時に物足りなさを感じてしまったのも正直なところ。わたしは日本史に明るい方ではないけれど、戦国モノの大河ド…
マイケルへの思い入れ度合いで言えば、それほど強いとは言えない。それでもやはり同時代のスーパースターである事は揺るぎなく、冷笑的なスタンスで接する事も含めてその存在は大きい。スターの孤独と闇、みたいな語り口には新鮮さはないけれど、マイケルの…
その判断基準は自分でも上手く説明出来ないけれど、世の中には、「細けぇこたぁ良いんだよ!」が許される作品と許されない作品というものがある。というのは『バトルシップ』を観た時に感じた事で、『犯罪都市』シリーズにも同じことが言える。多少の設定や…
池袋グラシネのIMAXで観たかったけどチケットをゲット出来ずDolbyCinemaで鑑賞。個人的には音響含めていい映画体験だった。ドラマシリーズには、スター・ウォーズはもちろん冒険活劇のエッセンスが詰まっていて、とても楽しく観ていた。ライトセーバーが出て…
格闘技ブームという潮流や確か地上波の放映やスポーツニュースでも取り上げられていた記憶があり、マーク・ケアーに限らず、今作に出てくる選手達の名前は見知ったものだったりする。わたしは、熱心な格闘技ファンではなかったが、予告編を見て、かなり期待…
公開直後という事もあり、劇場内にはPerfumeTシャツを着ている人も多い。わたしもポリゴンTシャツで鑑賞した。時折、すすり泣く音が周りから聴こえてきて、わたし自身もほぼ涙ぐみながら画面を見つめていた。その涙はPerfumeへの(いったんの)お別れの感情…
20年を経ての続篇に「なぜ、いま?」という思いもあったけれど、蓋を開けてみればそれだけの経過があってこそパート2を作る意味があったと思える。前作でミランダの元から潔く立ち去ったアンディが数年後にノコノコと戻ってくるような続篇では流石に惰性で作…
宇宙カレンダーの話は子供の時に聞いて「絶望へのカウントダウン」のように解釈していたけれど(今の今まで)、よく考えると現時点をゴールとした場合のタイムラインの可視化に過ぎない。もちろん、現在を12/31 24:00にしないという方は、世界の終わりを迎え…
オリジナルの『アナコンダ』はちゃんと観た記憶もなくて、多分、午後ローか何かで流れているのを何となく眺めていたくらい。ジェニロペ、アイスキューブ、ジョン・ヴォイドという謎の豪華キャストの不思議さが印象に残っている程度。ではあったけれど、そん…
ヨルゴス・ランティモス作品ということで、少し身構えていたけれど、そんなハードルを超える面白さだった。ロジカルな説明は出来ないけれど、所々に「ああ、キューブリックだなぁ」と感じさせる部分がある。ビスタサイズであることも映画のムードに合ってい…
宇宙で一人になってしまうSF映画といえば「オデッセイ」「インターステラー」「ゼロ・グラビティ」と数々ある。そのどれもが宇宙空間そのものに放り込まれている恐怖感と地球から遠く離れた場所で取り残されている孤独感に、魂が縮み上がるような感覚に襲わ…
不思議な感覚が残っている。2時間半、飽きる事なく集中できたし、決してつまらない訳でもない。面白いところも沢山あった(アベル・フェラーラ演じる謎の反社風おじさんと犬を巡るエピソードとか、好き)のだけれど、思った程には心がそれほどは動かされない…
ってくらいの爽快感のある映画だった。いや、爽快感というのが正しいのかもわからない。わからないけれど、観終わった後に不思議な感情が身体中を駆け巡る。冒頭の「侍女の物語」読みながら周りを見つめる朴秀美の眼差し、これだけでもうこの映画は成功して…
日本を舞台にしながら、得体の知れないアジア人が出ていたりトンデモニッポンみたいな描かれ方をされるというストレスは全くない。まさに真っ当な日本製ドラマを観ているような安定感があった。見慣れた日本の俳優達がそこかしこにキャスティングされていて…
めちゃ最高でした!冒頭の不穏なムードを醸し出す劇伴から一瞬で惹き込まれる。クライムサスペンスであると同時に、人生に行き詰まった者、生き辛さを抱える者、或いは持たざる者たちへ捧げられる物語。それが、わたしにはかなり沁みた。決してもう若くなく…