映画
めちゃ最高でした!冒頭の不穏なムードを醸し出す劇伴から一瞬で惹き込まれる。クライムサスペンスであると同時に、人生に行き詰まった者、生き辛さを抱える者、或いは持たざる者たちへ捧げられる物語。それが、わたしにはかなり沁みた。決してもう若くなく…
いわゆる「安楽椅子探偵」モノとしての面白さと『サーチ』を思わせる(と思ったら ティムール・ベクマンベトフが関わっていたのね)cloud世界で謎を紐解いていく構成で2時間飽きさせない。高度な監視社会の有り様は、ある種のディストピアでもある。あそこま…
「『バトルランナー』のリメイクね…」くらいの認識で、特に鑑賞リストにはなかったのだけれど、エドガー・ライトの新作ということもあって観る事にした。というくらいの期待のハードルだったので、充分楽しい映画でした。ディストピア的な世界観や主人公の置…
ダーレン・アロノフスキーの新作というよりも、ガイ・リッチー作品のような佇まいがあって、まずはその点が意外な印象だった。こんなタイプの映画も撮るんだなあ、と。豪華なキャスト陣も上手く作品の世界観に馴染んでいて、いかにも「こんなキャスト集めま…
正月にはやっぱりジャッキー映画という事で。いやー面白かったなぁ!あの頃に観ていた香港映画の楽しさが詰まっているようなケレンと歳を重ねたジャッキーだからこそ滲み出るアクションの味わいが良い。ストーリー的にも新世代に任務における大切なエッセン…
何かとバタバタと色々な事のあった一年だった。 来年は穏やかに一年を過ごしたいものです。 という事で数少ない鑑賞履歴ではあるが、個人的な10本を。 以下、鑑賞順。 ○アイ・ライク・ムービーズ ○トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 ○教皇選挙 ○異…
面白かったなー!いや、面白いという表現が合ってるのかどうか判らないけれど、2時間40分と言う長さを感じないほど惹き込まれていった。ジョニー・グリーンウッドのクラシックモダン?な音楽がまたよくて、その時点でグッと鷲掴みにされた感じだった。 最…
ひたすらにルサンチマンを増幅させ、生き辛い方向へと歩みを進めていく主人公キリアンの姿は、もちろん容易く共感を得られるキャラクターではない。かと言って「これは自分とは関係ない物語だ」と切り離すこともできないそんな不思議な感触の残る作品だった…
冒頭から不穏な空気が画面を支配していて、それは確かにアリ・アスター作品を観にきたという感覚はあるのだけれど、前半のテンポは寝不足の状態だったのもあって、正直落ちかけた瞬間もなくはなかった。とは言え、独特のブラックユーモアに吹き出す場面もあ…
鳴らされる音を削ぎ落としたかのように静寂な時間が生み出す緊張感が印象的。説明的な台詞は少なく、ちょっとした会話の端々からキャラクターを取り巻く状況が伝わってくる。カットの繋ぎ方や画角が生み出すちょっとした違和感がジワリと身体の中に染みてく…
ノア・バームバック監督作をすべて網羅している訳ではないけれど、個人的な鑑賞履歴からは夫婦関係や親子関係のホツレを通じて、家族の在り方を見つめ直す事をテーマにしている映画作家という印象がある。今作でも家族関係や互いの人間関係が描かれていて、…
奇しくも『愛はステロイド』に続い てA24祭りとなった。勘違いで気のせいかもしれないけれど、「pain is weakness leaving the body」というフレーズがどちらにも出てきていたような気がする。それはさておき。 本作でも性的志向、あるいは性自認においてマ…
冒頭のクリント・マンセルの音楽が鳴った瞬間から、グっと惹きこまれていった。その時点でこの映画は勝っていた。確かに喉越しは変わった作品なのは間違いなく、決して不快な訳でもないが、かといって突き抜けた爽快さがある訳でもない。ただ、個人的には不…
いや、面白かった。わたしは呉美保監督作品はファーストコンタクトだったけれど、不思議な読後感(というのも変だけれど)のある作品だった。日常のミクロな部分を積み重ねながら、リアルでスリリングな世界観を作り上げていく描き方は個人的に好みのもので…
約束された未来が、その手からこぼれ落ちてしまった少女の物語。クレジットにはなかったようだけれどエメラルド・フェネル(『プロミシング・ヤング・ウーマン』!!)が脚本に関わっていたという情報もあり、「そうであったかもしれない人生」を取り戻す為…
もちろん良いところもあった。イチャイチャする恐竜の妙に淫靡な感じとか夕暮れの川下りとか「『モンスターズ』っぽくて嫌いじゃないよ」と思ってたら、ギャレス・エドワーズだったんかい!というオチ。事前に情報入れずに観に行ったので、若手監督が抜擢さ…
正直、「またリブート?ファンタスティック4ねぇ…。」というスタンスだった。しかし、ペドロ・パスカルとヴァネッサ・カービー、このふたりがキャスティングされているなら、と期待を込めて鑑賞を決意した感じ。で、結論から言うと、とても良く出来ていまし…
巷で囁かれている劇場マナー問題。休日の完売回だった事もありコンセッションも混み混みで、開場間際も行列が出来ていた。そのせいもあってか、上映開始後に入場してくる人もいくつか見られたけれど、全体的には皆、静かに鑑賞していて迷惑に感じる事はなか…
リブートにありがちな「また、こっから話始めるの?」という部分をバッサリと省略して、スーパーマンの存在が自明のものであるという前提で、くどくどとした説明なくストーリーが始まるのが良い。スーパーヒーローとしての正義というものは所詮独善的なもの…
「ブラピ主演、挫折とそこから這い上がるワンスアゲイン、若者へ継承していくもの、下剋上でアガるエモーションと適度なラブロマンス、赦しと救済の物語。それをハンス・ジマーの音楽で盛り上げて。」というリクエストでAI生成されたようなストーリー。とい…
ライアン・クーグラー版『フロム・ダスク・ティル・ドーン』だというのは耳にしていたので、展開そのものに大きな驚きはなかったものの、鑑賞後に訪れる不思議な感覚を言語化する術をわたしは持たない。表現者が悪魔に魂を売る(或いは何らかの契約を結ぶ)…
なんというか、色々と評判(良くない方)は耳にするけれど、やはりここはコッポラの今を見届けるべきだろうという気持ちで劇場に向かう。20世紀を代表する映画作家の(おそらくは)最後の作品になりそうなこの新作を見逃す手はない。 とはいえ、振り返ってみ…
2011年のあの頃、「お気楽な楽観論も根拠のない陰謀論もいらない。いま、必要なのは現実的な道標だ」と思っていた。そして、2020年のあの時もだ。理不尽な出来事に巻き込まれても、ままならない状況に取り囲まれても、それでもわたし達は生きていなかければ…
悪くはない。悪くはないんだけれど、正直物足りなさはある。少し、期待のハードルを上げ過ぎたのかも知れない。とはいえ、いわゆるJホラー的な画面の質感が生み出す不穏な空気には惹き込まれるところもあるし、ビックリ箱的な脅かしになってないあたりも好印…
素晴らしかった。しかし、それが何によるものなのかを明確に言うのは難しい。ストーリーに心動かされたのか。登場人物の人生に共感したのか。或いは演じる役者たちのパフォーマンスに打ちのめされたのか。おそらくは、それらが複雑に絡み合いながら、自分の…
【60秒予告解禁】6/6(金)公開✨「新しい学校のリーダーズ」ライブ&ドキュメンタリー - YouTube いや、まさか泣かされるとは思いませんでしたよ。「NIPPON Calling Tour2024」の千秋楽の映像が序盤と後半ではガラリと印象が変わる。ああ、やっぱりリーダーズ…
やはりトム・クルーズの映画を観るという事は、全人類にとって嗜むべきエンタメのひとつだと思う。3時間近い上映時間は確かに長いし、もう少しテンポよくする事は出来たかもしれない。ミッションのそれぞれを圧縮して2時間くらいにまとめることも可能だっ…
信仰深さと俗世との距離感によって各々のキャラクターの違いか示される導入部で、〝ああ、こ!は「対話」の映画なんだな〟と認識する。不穏さが潜むショットも美しく、わたしはこの時点でこの映画の世界に惹き込まれていた。強さを感じるがどこか闇のような…
バッキー、エレーナ、レッド・ガーディアン、ジョン・ウォーカーあたりは馴染みがあるけれど、ゴースト、タスクマスターとなると「あれ?いたような気もするけどどんなキャラクターだったっけ?」という感じではある。しかし、それでも〝報われなかった者た…
なかなかタイミングが合わなくて観逃していたが、まさに今観なくてどうするという作品だった。二転三転する情勢とスリリングなミステリーに引き込まれる2時間。幾度となく繰り返される投票シーン、ただ候補者の名前と獲得票数が読み上げられるだけなのに、…