2020-01-01から1年間の記事一覧
いつもそれほど本数を観ている訳でもないけれど、今年は流石に劇場に行く機会がグッと減った。 それでもまあこの2020年に自分がどんな映画に触れ、どう感じていたかの記録の意味でも10本あげてみる。 マリッジ・ストーリー ロング・ショット ナイブズ・アウ…
この日もあらゆる界隈で色んなLIVEが催されているようだったがわたしはここに来た。 『バンドのみんなと大学芸会2020 エビ中とニューガムラッド』 わたしが初めてエビ中ちゃん達をこの目で観たのは帰省していた広島でリリイベをやっていたのを偶然見かけた時…
次々とハリウッド大作が公開延期になるご時世、兎にも角にも劇場公開してくれた事が嬉しい。かつてのささやかな日常の場面がいかに有難い事であったかを実感するのです。 という事で 『ワンダーウーマン1984』 予告編→映画『ワンダーウーマン 1984』日本版予…
過去、色んな人の武道館LIVEに参戦した事は何度かある。しかし今回はやはり過去のLIVE体験と比較しても身構え方が違ってくる。 もちろん、ついにこの舞台に!という感慨もあるが、どこかでまだ実感がない感覚もある。一年振りの眉村さんの現場ということで、…
例えばPerfumeのドーム公演を観ている時、わたしは確かに五万分の一人なのだけど、でもふと三人対わたし、という風にその存在感を感じる時がある。最新のテクノロジーが代名詞のように語られる三人娘だが、実はその底にあるのはあくまでも生身の肉体であって…
結局のところ〝ここでない何処か〟をわたしたちは夢見ていながらも、詰まるところ日々の夕食の事を考えてその日その日を生きているのかもしれません。 という事で観てきました。 『ストックホルム・ケース』 予告編→https://youtu.be/rWNxHD2nFEw 銀行篭城モ…
考えてみればスターウォーズだっていきなりエピソード4から始まるし、なんの説明もなく兜被った黒ずくめの男が出てきたり光る刀を振り回したりしていたのだし、物語というのは時に突然始まるものなのかもしれない。 という事で観てきました。 劇場版「鬼滅の…
LIVE自体最後に行ったのが2/25の東京ドーム。フィロのス現場としては2/18以来でピッタリ8ヶ月ぶりの参戦となる。 ということで NATSUZOME2020Legend 行ってきました! 空模様が気になるところだったが、朝目覚めてみると雨は上がっていて、というよりも晴れ…
なるほど確かに映画の鑑賞法に正しいやり方があるようにも思えて、作者の意図や制作の背景から演算して何らかの結論を導き出すのも楽しさのひとつではある。あるが、しかしそれはやはり鑑賞スタイルのひとつであって、なおかつ(それが正確だったという前提…
華やかというわけでも勿論なかったけれど、だからといって曇天だらけの日々であったという事もない、そんな学生生活だったのですが。 という事で 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』 予告編→ https://youtu.be/xMsFAzRqB3U 結論から言うとこれ…
信仰というのはなかなかややこしいもので、わたしが何かに祈るときは結局は自分の為(それが他人の幸福を願う事であったとしても)であって、そんな都合のいいリクエストを誰かが応えてくれるかも、という期待は果たして妥当なものなのか。 という事で 『デ…
小学生くらいの頃に友達から「好きな子誰?」なんて訊かれた事もあったように思うけど、半ズボンで空き地を走り回っていたわたしは「〝好き〟って何よ??」という漠然とした気持ちを抱きながらもクラスメイトの名前を絞り出して挙げていたような記憶がある…
もはや◯◯(国名)映画というジャンル分けはそれほど意味は為さず、どんな国で作られた映画だって良いものもあれば良くないものもある。というのは当たり前の話ではあります。 という事で観てきました。 『悪人伝』 予告編→https://youtu.be/H5D9MMI7A8A いや…
どんな日だって生まれる人はいる。誰かにとってとても辛い日が、別の誰かにとっては幸せな日になっていることは、当然ある。 という事でフィロソフィーのダンス、5周年おめでとうございます! この前フィロのスのライブを観たのは…もう半年近く前だ。その間…
あれは去年の大型台風が来たときだったと思うけれど、ホームレス達が避難所へ入ることを拒否されたとか他の避難者から苦情が来ているとかそんなニュースがあったように思う。 という事で観てきました。 『パブリック 図書館の奇跡』 予告編→https://youtu.be…
誰もが自分の事を無担保で信用してくれる訳ではなくて、特に今どきは一人歩きする言葉が偽りのイメージをどんどん補完していってそれを覆そうとすればするほど泥沼に…というケースをよく見かけるような気がする。 という事で観てきました。 『透明人間』 htt…
という事で観てきました。 『WAVES』 予告編→https://youtu.be/d2nPX3N42KI コンテンポラリーな音楽シーンに明るい訳ではないが(おそらく)up to dateなプレイリストとまるでApple製品のサンプル画像・動画のような絵面が持つある種のポップさと相対するか…
十代の頃のわたしは決してブルース・スプリングスティーンの良いリスナーであったとは言えない。渋い声で「ウィー・アー・ザ・ワールド」を唄うロックスター、this isアメリカとでもいうような泥臭いイメージが先行して、積極的に聴くようなタイプではなかっ…
正直なところバック・トゥ・ザ・フューチャーのPart3は若い頃にはピンと来てなかった。あれほど完璧でワクワクした前2作と比べるとそれほど好きな作品とは思えず印象も薄い。 しかし年齢を重ねて観直してみるとドクの「君たちの未来はまだ真っ白だ」というセ…
3ヶ月も映画館に行かない事になるとは思ってもいなくて、と同時に人混みに中へ出かけていくことへの抵抗もありながらゆるりと映画館へ向かう事にした。 観たい作品はいくつかあったけど、何となく今の自分の気持ちに近いのはこれではないのかという事で…。 …
と思い込んでいるのはもちろんヲタクの特権でもあり、同時に悪いクセでもある。 わずか数ヶ月の間に世界はその姿を変えてしまっていて、以前の生活が戻るとも戻らないとも確信が持てないまま、それでもなんとなく世の中はそれに順応し始めているような気もし…
何となくそんな気分にもならずに映画館から遠ざかっていたけれど、何だか予約ページを確認してみたら予想以上にガラガラだったので。 という事で観てきました。 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』 予告編→https://youtu.be/KVwrtzAmTO4 とに…
子供の頃に友達と遊んでいたら上級生がやってきてインベーダーゲームのある喫茶店に連れてかれた事がある。わたしはそんなところへ来ちゃ行けないと思いながらも「帰る」の一言が発せず居心地の悪い気分で呆然と立ち尽くしていた事をフト思い出す。 『ミッド…
普段なら高揚した様子で参戦に関してバンバンSNSにタグ付けて投稿したりするところだが、そんな気分にもならず。そもそもLIVEの日が近づいても東京ドームに行くことについてもグダグダと悩んでいて気持ちが定まっていない状態が当日まで続いていた。 本来、…
たまたま深夜にテレビをザッピングしていたら車椅子の女性が歌舞伎町らしき雑踏をウロウロしている様子が目に止まり、「あーNHK的にダイバーシティを意識したドラマね」って風に思っていたら、段々と引き込まれていき最後まで観た次第。 ところがテレビで放…
わずか2週間の間に色付きが変わり、絶望論と楽観論が飛び交う現実的な道標が見当たらない不透明で暗澹な世界になるとは思いもしませんでしたね。 という事で行ってきました。 Singularity 8 /guest:スカート スカート 深夜たまたまテレビをぼんやり観ている…
このご時世、満員電車に乗ってるだけでもかなりリスキーな状態で、それでもわたし達は普通に出勤し、普通に仕事をしている。 愚かな社畜と言われればそれまでだが、でも職務を淡々と遂行しようとする気持ちがまるっきり的外れとも言えない。のかもしれない。…
映画の中に一瞬でも心を掴むような輝きがあれば、その作品には価値あるといって良い筈だ。 という事で観てきました。 『眉村ちあきのすべて(仮)』 映画「眉村ちあきのすべて(仮)」特報 - YouTube 映画「眉村ちあきのすべて(仮)」特報2 - YouTube まず…
物事というのはなかなか一元的には見られないもので。純度100%の正義もないし、また悪もないはずで、その両方は様々な状況や条件によって表になったり裏になったりするものじゃないのかな、と。 という事で観てきました。 『ジョジョ・ラビット』 予告編→You…
ここ最近のアメリカ産映画には明らかに〝トランプ以降〟という時代背景が反映されていると感じる作品が多い。 という事で観てきましたよ。 『ナイブズ・アウト』 予告編→YouTube 古き良きミステリー物のパロディかなような設定には心地良ささえ感じる。ぼん…