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目指せ!アルカディア!BABYMETAL『11/16(土)&11/17(日)METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN @ さいたまスーパーアリーナ』雑感

LIVEの楽しみ方は人それぞれで勿論正解なんてない。躍りまくるのもよし、腕組んで静かに観るのもよし、各々のスタイルでハッピーになれる方法で参加すればいい。ただなんていうのかな、その楽しみ方が変なオーラを出して周りにマイナスな影響を与えるのは良くないと思う。

という事で2日間参戦してきました。

METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN

 

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11/16(土)DAY1  スマホは取り出さない。

いつもグッズは今回は買わなくて良いかな、と思いつつ気がつけば列に並んでいる。13時半過ぎにさいたまスーパーアリーナに着くと既に長蛇の列でホールを一周している状態。まあ、この苦行もまたLIVEの醍醐味、と言い聞かせて2時間をやり過ごす。

この日はシート席。200レベルの後半寄りでステージからの距離は結構ある。豆粒レベルだが、モニターも見易くゆっくり入場出来るメリットもあり文句はいえない。

いつもこれで申し訳ないけど、今回のゲストであるBRING ME THE HORIZON 、またまた初見でして…。正直序盤は「ふむふむ。なるほどね」的に眺めていたんだけど、段々と引き込まれていき、最終的には楽しくなった。楽しいというか良いぞ、コレ。特に〝drown〟ですか?良いですね。バックの映像もMV、PVが元気だった頃のムードがあって割とツボでした。ヴォーカルのオリヴァー君も観客席に降りてきたり(後でわかったんだけどあれ車椅子席だったらしい。なるほど、良いね。うん。)と大活躍だし、時々起こるシング・アロングも盛り上がる。明日真似しよう。

しばしのインターバルの後、遂にBABYMETALの登場。

〝FUTURE METAL〟から始まるセトリは基本最新アルバム『METAL GALAXY 』に沿った形で、まあアルバムタイトルを冠にしたツアーなので当たり前なんだけど、いや良かったですね。

アベンジャーズは百々子メタル。初来日ですか。あの頭に小さなお団子乗っけてるヘアスタイル、可愛い。あのヘアスタイルがアベンジャーズのアイコン的になっている為だろうか、ふとした時にリホメタルにもカノメタルにも見える瞬間がある。3人のアベンジャーズのそれぞれの個性がひとつのイメージに収斂していってBABYMETALというトライアングルを形成している、そんな事を感じたりもした。

PAPAYA 〟の祝祭パワーはもはや圧倒的でこの半年であっという間にベビメタのキラーチューンになった。よく「頭のネジ外してはしゃぎまくれ!」なんて言い方あるけど、正真正銘ネジが5、6本は外れたんじゃないだろうか。タオルをカバンにしまったままだったのでぐるんぐるんはできなかったけど、とにかく会場全体が究極の盆踊り会場になったかのような華やかさ。眼下に見えるPITの皆さんも楽しそうだ。

Kagerou〟の時、モニターに映し出されたSU-METALの姿。ちょっと乱れ髪状態のすぅさん、ヤバかった。

終盤の〝ROR〟の「うぃーあー…」のくだりを目にした時には(嗚呼…今日のライブも終わってしまうのか…)と寂しくなっていた-事実、この時結構退場していく人いたんだよね-が、そこからの〝Shine〟、そして〝Arkadia〟の流れ!!これ最高でした!!

あとSU-METALの日本語MCも聴けたのも嬉しい。ただそれだけでもう…。

贅沢を言うなら〝KARATE 〟の時の「エビバディジャンプ!!!」が聴けたらわたしは昇天してしまうのですけども。

 

11/17(日)DAY2 紙芝居は参考程度に。

2日目は超PITで参戦。グッズは買わないので開場時間までに到着すれば良いのだけれどなんだかんだと早めに埼玉に向かってしまう。

少し時間があるので昨日行った大衆居酒屋を再訪。相変わらずコスパは高いがしかし本店と二号店ではホスピタリティに違いがある。どちらがどうだという訳ではなくて、それぞれに味わいがあるというか…。まあしかし170円の煮込み、美味しいです。f:id:mousoudance:20191117143215j:image

超PITはBブロック、下手よりの中央付近に位置取る。前日のステージの感じだと余り前だと見上げる感じになりそうなのでこの辺がいいのかな、と。1時間以上まったりと過ごす。別にぼっち参戦は慣れっこなので全然平気なんだけど確かにこういう待ち時間は暇ではある。よく考えたら結局おしくらまんじゅうしてたら位置はどうとでもなるんだけどね。

BRING Me The Horizon は昨日予習したせいか或いはモッシュPITだったせいか判らないけど、凄く良かった!昨日はよく見えてなかったけどバックダンサーの拘束衣みたいな衣装がなんともいえない味を出しているし、序盤からオリヴァー君に「大きなサークルが見たいなぁ…」(意訳)なんて言われると、ね。開始早々からゼイゼイ言わされましたわ。

そして昨日学習した〝drown〟もちゃんとシングアロング出来ましたし、オリヴァー君は今日も会場内を縦横無尽に動き回りスタンド席にまで行ったり、あるいは「みんな座れー!」といってスタンディングのスペースで座らされたりと某現場の事を思い出したり。いやー楽しかった!!!でもステージに唾はくのはどうかな、いやワンマンなら良いけどそこは今から姫たちがパフォーマンスをする神聖な場所なのでね…。

今日のアベンジャーズもMOMOKOMETALでした。Bブロックなので当然昨日よりステージは近く3人の姿がよく見える。セトリは前日と全く同じだけど、まあ当たり前に楽しかったdeath!!!

冒頭の〝FUTURE METAL〟からグググっと引き込まれて初日よりも一層カーニバル感が増したのは超モッシュッシュピットであった事は無関係ではないかもしれない。

〝ギミチョコ〟といった定番曲も新曲群の中で違和感なく存在しているのも彼女達が一段大きくなった証かな、と。「もうこんな若い頃の曲出来ないよ」というレベルは超えたとでもいいましょか。そのまま〝エレベーターガール〟や〝シャンティ…〟に続いていっても全く違和感なし。〝エレベーター〟や〝シャンティ…〟の時にメインスクリーンに流れるギミックはそれはそれで凄いんだけど、まあ結局目の前で踊る三人の生身の動きには勝るものはなくて。あのアイソレーションの動きとか、ちょうどわたしはMOMOKOMETALの姿が目に入ってそういう踊りの動きのひとつひとつが胸を打つ。ちょっとした手の角度とかね。

〝Starlight〟の時のレーザー光線は当然前日スタンドで観た時とは違う印象で。自分の頭の上を幾多の光線が飛び交う様は独特の感覚がある。レーザーが何かを守る保護膜のようにも感じる。

今日も〝Kagerou〟でSU-METALの美しいお顔を確認しようと思っていたが、画面のスイッチングとわたしがモニターを見るタイミングがどうもMOAMETALと一致するようで彼女の小悪魔的な表情が飛び込んできて困る。いや困りはしないのだが、それにしても当たり前だけど観るたびにどんどん大人の表情になっていく。大人びた、ではなくて。あと〝Kagerou〟の時はMOMOKOMETALが真剣な表情をしながら一瞬笑顔にパッと変わる場面があって、あれも印象的でした。

PAPAYA〟の祝祭感はやはりステージを見上げる状態となったこの日の方が増していたのは仕方がない。横アリで初めて体験した時の興奮が蘇るし、天空の姫たちを自然と崇める形となる。そして前日は鞄にしまいっぱなしで出すタイミングを逃したタオルもちゃんと用意してある。あとはラップ部分でのSU-METALの腕くるくるandピョンピョン踊り、可愛すぎ。

ところで〝Shine〟のスマホライトを客席で点灯するのは既定路線となるのでしょうか。いや別に良いんだけど開演前の注意事項の時にわざわざ(初日にあったかどうかは不明)「スマホライトの点灯はご遠慮下さい」というのがあった事が余計な意味を持ってきたようにも感じて。すぅさんに言われれば喜んでやるんですけども。まあ、きっちりとルール化するのも野暮なような気がするし、ちょっと様子見かなぁ。

それはともかく。

今日のラスト〝Arkadia〟もまた素晴らしい。しつこいようだけど地上から見上げるSU-METALの崇高さが光りと音に包まれてこちらの心を鷲掴みにする。ただその眩しい輝きを浴びているだけで幸せな気持ちになる。

まさに今のBABYMETALが目指すアルカディア/理想の場所がそこにあるのかもしれない。そんな事を思いながら帰路につくのでした。

〈おまけ〉

終演後、余韻残るピットで「KARATE で『エビバディジャンプ』やってくれないねぇ」と言っているメイトさんがいて思わず「ですよね!!」と言いそうになった。いや、ほんと「それな」ですよ。あれはもう一度観たい。