妄想徒然ダイアリー

映画と音楽とアレやコレやを

ハロウィンの夜に仮装したスクラップ&ビルド〜10/31(水)dance & vocalグループ玉置智明デビューLive @新宿レッドクロス

ということで眉村ちあきそっくりな玉置智明がリーダーのdance & vocalグループ「玉置智明」のデビューLiveを観てきた。

f:id:mousoudance:20181031235856j:image

Live直前にメンバーのミチル脱退騒動があったりと不穏な空気がありながらも無事3人でスタート。リーダーのキレのある動きに比べるとミチルもソラも今ひとつやる気が感じられない。ただそれでも動きがシンクロしてるのが凄い。シューゲイザーダンスユニット、新しい。

f:id:mousoudance:20181101000525j:image

…ってもう良いかな、これ?w

今日も相変わらずのホスピタリティとハイクオリティのパフォーマンスで魅せてくれる。3,000円で2時間たっぷりLiveで素麺まで頂けるというコスパの高さ。

度々センターステージ↓

f:id:mousoudance:20181031233331j:image

に降臨しては、ひれ伏すわたし達の前で脳汁を振りまく。本気のラブソングではひとりひとりと(ホントに)ハイタッチしながらフロアを練り歩く。菩薩か!マジで。もちろんみんな笑顔だ。わたしも。

f:id:mousoudance:20181031235730j:image

BOAのカバーではキレのあるダンス(終わったあとの「BOAスゲー!」も味わい深い)を魅せてくれるし、ミチル(だったかな)と2人してサーフもしてたり茶番とエンタメのバランスが素晴らしい。

初めて聴く曲もたくさんあった。主演映画の主題歌、音楽と結婚ちよ(監督とのエピソード笑った。何があったんや!w)やシーソーが観れたのも嬉しい。

途中「これから新規取り込みに入りまーす」と言って始まった面会〜リアル不協和音〜I was born in Australia の流れは今日のハイライトかな。空気がガラっと変わる歌声、ひとりひとりを見つめながら曲を聴かせるパフォーマンス。今日は特にその眼差しに慈悲深い愛情のようなものを感じた。目が合う(と思ってるんだけど)度にドキリとしながらその歌声をただただ浴びる幸せな時間。

今日のMCはいくつか印象深いものが多かった気がする。曖昧な記憶を掘り起こしてみる。

・アイドルグループ時代の衣装がブカブカになった事にたいして…「観られるような仕事してるから(自然と)痩せたような事言われるけど、違う!私はちゃんと努力をしている!」

・アイドルグループ時代のプロデューサー氏について…「業界の闇は全てあの人から(反面教師的に)学んだ。悪い人ではない、アホなだけだ。いつかは恩返ししたいけど、もう66だから急がなきゃ」

・東大学祭に出る事について…「私は頭は良くない。でも生きる力は強い。メンタルも強い。私は脳汁を出して、その様を学生達に見せる事で何かを伝えたい」

などなど。うろ覚えなのでいくつか間違えているかもしれないが、こんな感じだった。特に東大のくだりは学祭に行くだけでなく、ついでに教育までしてしまおうと(無意識に)するあたり、ちょっと鳥肌立ちましたよ、わたしは。

もちろんわたしの妄想だし、実際にそんな事考えてLiveしているとは思はないけども、今回の玉置智明という仮想グループを作り、自ら壊すという行為。そしてアイドルグループ時代の衣装で当時の曲(なんだよね、あれ)を歌う行為。あるいはミチルとソラを「お前たちはクビだ!」と言いながらズダズタにする姿という(もちろん茶番で笑いが起きていたが)紙一重で狂気に転じてもおかしくない瞬間。つまりそれらは破壊と再生というプロセスで眉村ちあきというものを新たに産み直した夜だったのではないか、という気がしてならない。例えば終盤に床に転がっているソラをそっと抱きしめる姿を見た時、それはもちろんなんの意味もない行動だろうけども、「リーダー…何だかんだいって優しい…」とよく分からない気持ちになったりもした。あれはもしかすると赦しと癒し、救済の瞬間だったのではないか、なんて。まあそんな事思ってもいないでしょうけどね。ただ無意識だったとしてもそういう行動をしてしまうところが彼女の凄さでもある。

さて。

ピッコロ虫のシンガロングで幕を終えたと思いきや、「やるなっていっただろ!」というアンコールに応えて最後の最後はメソ・ポタ・ミアで終了。あっと言う間の2時間。とてつもない満足感だった。

 

最後にランチェキで引き当てた貴重なスリーショットを。リーダーカッコいい!

f:id:mousoudance:20181101004724j:image