妄想徒然ダイアリー

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踊ってばかりもいられないけど、踊るしかない夜。『10/24(火)choir loft Vol.17 大阪★春夏秋冬/フィロソフィーのダンス/眉村ちあき』雑感。

例えば小学校時代からの友人との関係性と高校になってからの友人との関係性は微妙に違っていて、何となくだけど住み分けている自分もいたりして。その両方がエンカウントしたときの空気って、独特なものありますよね。

という事で観てきました。

『choir loft Vol.17 大阪★春夏秋冬/フィロソフィーのダンス/眉村ちあき

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約一年前、フィロのスちゃんの定期公演に眉村さんが出てきたのを見逃しているわたしにとっては念願の組み合わせ。そこにしゅかしゅんさんも加わってるとなれば参戦しないという選択肢はない。

しかし、ここで解決しなければいけない事がある。ライブハウスにおける「お目当ては?」問題だ。対バン形式の場合は入場時に「お目当ては?」という質問に答えなければならない。複数ある出演者のうち誰をお目当てにして来たのか答えよ!という訳だ。どの出演者が集客をしたか、という指標の為だろうという事はわかるし、ほとんどの場合は「◯◯!」と即答できる。ちなみに一度わたしはこの質問に対して「え?あんぬちゃんですけど?」といって下北ガーデンのお兄ちゃんに「は???」ってされた事あります。

しかし、今回は参りますね。結局なんて言ったかは…藪の中という事で…。

 

眉村ちあき

トップバッターは眉村さんから。

もう着ないと言っていたハズのつぶつぶセットアップで登場。いつもの如く脳汁垂れ流しで早くも記憶がなくなっている。フロアではマユムラーはどちらかというと少数派だったかもしれない。初見の人も多かったと思う。

しかし、気がつけば彼女のエンタメパワーにノックアウトされたであろう事は空気でわかる。眉村さんのステージを観ている途中から、「嗚呼、今日はやっぱりアツイ夜になるぞ」というのは想像出来た。

久しぶりに聴いた〝書き下ろしの主題歌〟は改めてとんでもない曲だね。こんなに前半エッジきいてたっけ?そして「顔色が悪いな。袖につかまりな」なところでグワっと感情を鷲掴みにされる。ええ曲やね。

フリースタイルラップで「切符もPASMOもなくす」とフロウしつつ、「あ。これ即興なので」というフォローを入れた後の〝DEKI★NAI〟はこの前のリキッド以来2度目だったけど、より一層ビートが身体に響いてきましたね。ええ、わたしも、もののけ姫観ておりません。ああ、カッケー。

この日のハイライトは〝奇跡・神の子・天才犬〟のサーフからしゅかしゅんのマイナさん?の誕生日を祝う即興曲、そして〝顔面ファーラウェイ〟の流れでしょう。バシッと決まりました。

サーフは一度ステージに戻ったかと思ったらおかわりサーフがはじまりまして、久しぶりに自分の近くに来たので支えようとしつつもちょっと離れていたりと結構慌てました。

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で名前を間違えながらもしゅかしゅんのマイナさんにハッピーバースデーを贈り、そっからの〝顔面ファーラウェイ〟はキましたね。この曲も聴くたびに印象がどんどん良くなるというか、どんどんと好きになってくる。

ハルちゃんがお気に入りだという〝本気のラブソング〟では「ひとりひとりの目を見ながら歌いたいと思います」の宣言通りにフロアに仁王立ちで歌う。

ラストの〝ナックルセンス〟も最高でしたね。確かこの時だったと思うけど、留めていた髪を振りほどいて踊る姿にはグッと来ました。

フィロソフィーのダンス

そんな眉村さんの〝ナックルセンス〟の余韻も冷めやらぬまま始まったフィロのスちゃんのステージは〝DTF!〟で幕開け。これはガチンコじゃないか!

続く〝ゾンビ〟と〝エポケー・チャンス〟でフロアをあっという間に制圧してしまう。

〝パレーシア〟は久しぶりに観た気がする。ていうか観た事あっただろうか。歌舞伎町で流れるこの曲はシチュエーションばっちりで続く〝ヒューリスティック・シティ〟と合わせてチルアウトさせる時間だった。と思わせながら静かにヒートアップさせるあたりがニクイところ。

この夜はメンバーみんなバッチリ仕上げて来てる様子だったけど、特にあんぬちゃんの気合いが入っているように思えた。可愛さの中に垣間見える体育会系キャプテン感がより一層強まっているというか。髪振り乱して踊る姿がすごく…カッコ良かったです…。

〝ライブ・ライフ〟のコール練習をさせるところはもう貫禄すらあって最後の〝ダンス・ファウンダー〟まで隙のないセトリだったのではないでしょうか。

そうそう。退場する背中、今日のあんぬちゃんはアニキ感ありました。

余談ながらやたらと「オーライ!」を連発するハルちゃん。スクービードゥーに影響されたんだ、と言っていたけどそれに対して「いや、わたし昨日ライブ観に行ってたけど、そんなオーライいってたかな?」と疑問を呈するあんぬちゃんもまた良き哉。

大阪★春夏秋冬

しゅかしゅんさん、初見。

ええ、正直ナーメテーターですよ。え?こんな感じの曲なんだ、と驚きがまずあって、その後自然とフロアの熱量をコントロールする姿に感心し、気がついたら手を掲げて踊ってました。

不勉強で曲名知らないのが申し訳ないけど、最初の曲から結構心掴まされて。ちょっと激しめのエレポップというか、デジロックというか。わたしの頭の中にはジーザス・ジョーンズの名前が浮かんできました。終盤の2曲も盛り上がって、ドリンク交換の為に後方待機していたのが悔やまれる。フロアのど真ん中にいたかった。

クラウドサーフあり、程よいアジテーションありの素晴らしいステージ。いや楽しかった。という事でどなたかセトリを教えて下さい。

 

最後は3組揃ってのご挨拶。眉村さんはいつも通りのノリだったけど少し抑え気味だったような気もして。「赤ちゃんの人ー?」「はーい」のやり取りを見たしゅかしゅんの方が「おっさんがやってる…」と軽くツッコミした時、眉村さんが一瞬悲しそうな顔をしたように見えたのは気のせいだろうか。気のせいだね。

あと他の2組がメンバーでわちゃわちゃしてる時も寂しそうに見えて、少しキュンときた事を告白しておく。そしたらチェキの時に「メンバーが欲しくなったー」と言っていて、その時「わたしたちがいるじゃないですか!」とはもちろん言えず、「あーそーですねー」としか言えなかったことはともかく。

「この3組で対バンしたという事、それを観ていたと後々自慢できるような、そんな伝説の夜にしたい」と言ったのは奥津さんだったっけ?しゅかしゅんのマイナさんだったっけ?でも、ホントそんな夜だった。

MCでハルちゃんが語ったように、この3組が互いに戦友だと感じながら、切磋琢磨していく姿を追っがけていきたいと思った夜でした。

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