身体はひとつしかない。だから行きたい現場が重なったなら、どちらかを選ぶしかないのです。
という事で行ってきました。
2ndアルバム「若気ガイタル」レコ発! 無名ですけど東名阪ツアー〜有名になんかなりたくない、なりたいけど。〜其の二
去年の駒場祭がファーストコンタクト。その時に気になってアルバム購入。当然2ndもゲット。そして眉村さんとDOTAMAさんとの3マンを最前で目撃してから完全に虜に。
そして満を辞してのワンマン参戦です。
結論。
最高でした!
ロビーのあちこちに貼ってあった貼り紙は場内にも沢山飾られている。
客入れのBGM…と言っていいのかどうか分からないが開演待ちの間にTVKの「関内デビル」のコーナー「1チェーン8万⁉︎むむむのむ!」やAC広告パロ風の「学校でのウンコ、悪くない運動」という映像、幸楽苑のキャンペーンCMなどが流れる。
そして卒業式の答辞風なMCで開幕。この時だったかな、踊ってる最中のとんでもない一瞬を捉えた写真(メンバーの顔がかなりヤバイ事になってるヤツ)が映る。こういうところが信用できるよね。
手作り感溢れる紅白の垂れ幕の向こうに現れるシルエット、それだけで場内が盛り上がる。垂れ幕が降りて「試験前夜」でスタート。はい、もうカッコいい。「最終人類」ではOTA氏がステージで踊り狂ってたりする。推せる!
彼女達のステージにはとにかく圧倒される。生バンドとの相性も良い。そしてやはり踊りだよね。彼女達の踊りはコンテンポラリーダンスでありヒップホップでありバレエでありジャスである。そしてそのどれでもない。ある種の演劇的なステージングでストーリー性を感じる部分もある。
ダンス。関節のひとつひとつを全て使うような動き。その関節には指一本一本の関節も含まれる。そして彼女達の踊りを他ならぬものにしているのはその表情の豊かさではないだろうか。関節どころか表情筋の一本一本まで使い切るような彼女達の表情。その素晴らしさは4人のダンスを見ているだけでもおかず無しで白飯5杯はイケる感じ、と言えば伝わるだろうか。
あれ、何の曲だったかな間奏のところでみんなが歯をくいしばるような笑顔見せるとかとか、「楽園にて、わたし地獄」の時のSUZUKA &RINコンビがバックで踊ってる時の首振りとか。いやーカッコいいなぁ。
嗚呼、もう最高過ぎてどの曲での出来事だったか記憶が混濁している。MIZYUが組体操見たいにすっくと立ち上がるのは「チラチラチラミー」だったかな?あとSUZUKAがKANONの腹をドンドンドンと殴り続ける振りがあるの何だっけ?あれ最後にKANONが1発殴り返すとこ、好き。(SNS上で「恋ゲバ」と教えて頂きました!)
途中のMCでは各自が自己紹介。それぞれSUZUKA →タラバガニ、RIN →ボブ・サップに殴られた剛力彩芽、MIZYU→幸楽苑のキャンペーンガール、KANON →エジプトに移住した菜々緒。各自半紙に書かれたお習字を持っていてそれを最前の人たちにあげていた。
バッキバキのパフォーマンスの一方でこういうユルイふざけた一面を見せる所…好き。タケモトピアノのパロとかね。
結局わたしが好きになるような人達は皆そういう面を持っている気がする。Perfume、ベビメタ、フィロのス、眉村ちあき…みんなそういうユーモアというか各自が独自の笑いのセンスがある。そしてそこに生まれるギャップでわたし達をクラクラとさせる。
クライマックスはやはりH ZETT Mパイセンとのコラボ。ビートがズンズン来る「恋ゲバ」、MIZYUフィーチャリングの「雨夜の接吻」も素晴らしかったが、なんと言っても〝エンドレス青春〟からの「迷えば尊し」のカタルシス!いやーもう最高以上の言葉があれば良いのに。最高としか言えません。
そして「ピロティ」で迎えるエンディングがまた良くて…。この曲は元々好きな曲だけど、Liveでこれほどエモーショナルな気分になるとは正直意外だった。手を振り共に歌い身体を揺らせて…終わりゆく文化祭を惜しむような物哀しさと達成感のような。いや良い締めくくりです。
アンコールではアッズーリユニで登場。「まさ毛カンナヴァーロ」のMVをバックにしてパフォーマンスをする4人。いやしかしあんなふざけた格好をしているのに何でこんなにカッコイイのでしょうか!そしてアッズーリユニをセクシーに脱ぎ、ラストは「学校行けやあ」(濁音がうまく表現できない)でオーラス。あー楽しかった!
終演後はあちこちの壁に貼ってある〝お習字〟をお持ち帰り。
とのアナウンス通り皆殺伐とする事なく静かに思い思いに剥がして持って帰る。背が低くて届かない人の為に高い所にあるのを取ってあげる人もいたりして実に平和な光景だった。
わたしは紆余曲折ありこちらをゲット。
どこかでSUZUKAが言っていたように「まだまだ身長が伸びて成長痛が聴こえている」状態を目撃できた幸せ。
彼女達がグングンと大きくなっていくのをこれから見られるのかと思うとワクワクとドキドキが止まりません!